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料理に初めて炭を使う人は「どんな種類の炭をどうやって使えばいいのかな?」とか「炭でお水やご飯が黒くならないのかな?」とか、少し戸惑うかもしれませんね。
私も最初はやっぱり不安でしたが、自分で実際に使ってみて、いろんなことが分かったので、シェアしたいと思います。
なぜ炭で水道水がミネラルウォーターに変わるのか?
炭を入れるだけで、普通の水道水が美味しく変化する。
その理由は2つあります。
1つ目は炭にカリウムやカルシウムなどの天然ミネラル成分が水に溶けやすい状態で豊富に含まれているから。
2つ目は炭が臭いや不純物を吸着してくれるからです。水道水特有の臭いやカルキもバッチリと除去できますよ。
ミネラル分は10~14日程度でなくなりますが、吸着効果は3ヵ月くらい持続します。浄水や炊飯などの調理に使う場合は1~3ヵ月を目安に炭を交換してくださいね。
竹炭と備長炭の違い!料理に最適なのはどっち?
竹炭も備長炭も料理に使えますが、おすすめしたいのは竹炭です。私自身、料理用は竹炭しか使っていません。
理由は竹炭の方が備長炭よりもミネラル含有量や不純物の吸着力において、圧倒的に勝っているからです。ミネラル量は木炭より2~3倍も多く、吸着力は木炭の10倍だとか。
備長炭は木炭の一種なので、竹炭が完全勝利ですね。
竹炭と備長炭の差は炭の表面にある細孔が関係しています。竹炭は備長炭より細孔の数が多いのです。炭の細孔が多ければ多いほど、表面積が広くなるため、孔の中に含まれているミネラル分を放出しやすくなって、さらに吸着効果も高くなるというわけです。
価格も比較的リーズナブルなので、竹炭をおすすめします。
私はネットの竹材専門店で炭を入手しました。最初は100均で探しましたが、消臭用や除湿用の炭しか見つからなくて断念したのです。大型スーパーやホームセンターでも、料理用の炭は発見できませんでした。調理に使う炭って、あまりお店に置いてないんですかね?ネット通販を利用する方があちこち探し回るより楽だと思います。
炭の基本的な使い方
炭を使用する前に、次の手順で消毒しましょう。調理用ですから、必ず煮沸は行ってくださいね。
①流水で洗う。
②鍋で5分間ほど煮沸する。
③よく乾かす。
炭を洗う時に洗剤は使わないように!
煮沸後の炭は3~5時間くらいで乾きます。
私はこの段階で少しつまずきました。煮沸して乾かした後も、炭から黒い粉が出てしまうのです。触ると手に付着するレベルで、お水やご飯が黒くなるのではと心配になり、買ったお店にメールで問い合わせてみました。
その回答は「黒っぽい粉が付着したとしても、差し支えございません」とのことで一安心。
よく考えたら、パンやお菓子に混ぜて使うパウダー状の炭も販売されていますし、黒っぽい粉は問題ないみたいです。
私が実際に浄水や炊飯で使ってみると、少しだけ黒い粉が出ましたが、お水やお米が真っ黒になるようなことはなく、今はあまり気にしていません。
なお、煮沸消毒は毎回しなくても大丈夫ですが、炭に付着した不純物が気になる場合は、煮沸できれいに取り除けますので、定期的に行ってくださいね。普段は水洗いして乾かすだけで、繰り返し使えますよ。
■お水を美味しくする方法
炭3~5片を1リットルの水道水に入れ、そのまま一晩つけておけば、美味しいミネラルウォーターの完成です。
■ご飯を美味しくする方法
炭とお米を一緒に入れた状態で30~60分ほど吸水し、いつものように炊飯します。炭の使用量は1合あたり2片くらいが目安です。炊飯後も炭を入れたままにしておくと、お米が黄ばみにくくなるそうですが、私はすぐに取り出しちゃいます。お米がくっついた炭は洗いにくいですし、炊き上がったご飯を混ぜにくかったりで、後処理がちょっと大変なので。
お水やご飯は基本ですが、ぬか床に入れたり、コーヒーに使ったり、炭は幅広く応用できますから、いろいろと試してみてくださいね。
味にびっくり!炭の効果は予想以上だった♪
私はいつも標準より少なめに竹炭を使っています。何だかもったいない気がするんですよねー。飲料水を作る時は1.5リットルに竹炭4片ですし、ご飯を炊く時もお米3合に竹炭4片だけ。こんなケチくさい使い方でも、十分に美味しくなりますよ。
お水やお米も感激しましたが、味の変化がはっきりと分かったのは、水出しアイスコーヒーです。雑味が消えて、めちゃくちゃクリアな美味しいコーヒーになっていてびっくりでした。
コーヒーの味があまりにも変わったので、炭の効果はすごいなぁと心から実感!もっと早く使っていればと思ったほどです。
まとめ
私の好きな定食屋の料理人さんが、こんな風に力説していたのをふと思い出しました。
水をわざわざ買うなんてもったいない。
ペットボトルが増えるだけだよ。
炭で美味しい水ができるからやってみて!
炭の効果はプロも認めているんです。ぜひあなたもご家庭で炭を活用して、美味しい料理を作ってくださいね♪