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ホワイトボードの文字って、書いたまま放置すると、消えにくくなりますよね?イレーザーで一生懸命ゴシゴシ消すんですけど、どんどん表面が黒ずんでしまい、汚らしい感じになるのです。
しかし、そんな風に残念な状態のホワイトボードでも、新品みたいに復活させる方法があるんですよ。専用クリーナーを使わなくても、文字がきれいに消えるので、ぜひあなたもお試しくださいね。
ホワイトボードの文字が消えなくなるのはなぜ?
ホワイトボードの文字が消えないで困っている人は、おそらく書きっぱなしで放置したというパターンが多いのではないでしょうか?
長時間放置することにより、書いた文字は確かに消えにくくなりますが、それだけではありません。書いた直後にすぐ消すのも、ホワイトボードが汚れる原因になるのです。
ホワイトボードマーカーには、アルコール・顔料・樹脂・剥離剤の4つの成分が含まれています。それらの成分が順番に作用することによって、乾いた状態の“消しやすい文字”が仕上がるわけです。
ところが、完全に乾く前に消してしまったら、インクのバランスが途中で崩れるため、逆に“消しにくい文字”になってしまうんですね。なので、インクが乾くまでの10~20秒は、消さずに待つようにしてください。
長時間放置した文字が消えなくなる原因は、ホワイトボードマーカーの剥離剤が時間の経過により蒸発するからです。
剥離剤がホワイトボードと顔料の間に入ることで、文字が消えやすくなるのですが、剥離剤が蒸発すると、残った顔料がホワイトボードの表面にくっついてしまい、結果的に文字が消えなくなっちゃうんですねー。
ちなみに、長く使っているホワイトボードマーカーも、内部でインクの剥離剤が少しずつ蒸発してしまうそうです。消えにくいなーと思ったら、マーカー自体を新しくした方がいいでしょう。
また、ホワイトボードを使い続けると、どうしても表面のコーティングが傷ついてしまいますから、こういった場合も文字が消えにくくなる原因となります。専用のコーティング剤を使うことで、表面はきれいに復活しますが、約4千円と結構いいお値段です。でも、効果は数年間持続するみたいなので、ホワイトボードをよく使う人には必要かもしれませんね。
ホワイトボードの文字はどのくらいの放置時間で消えなくなるのか?
ホワイトボードをきれいに保ちたかったら、書いた文字は1~2時間くらいで消した方がいいでしょう。長くても24時間以内に消さないと、落ちにくくなるそうです。
ただ、私の経験だと、2週間程度はまだきれいに消せました。それ以降はさすがに消えにくかったです。力を入れたら、何とか消せたという感じでしたね。
24時間以内が難しくても、2~3日くらいで消した方がいい状態を長くキープできると思います。
意外と簡単!汚れたホワイトボードをきれいに掃除するには?
ホワイトボードの汚れを落とすのに、専用クリーナーは必要ありません。次の2つの方法のどちらかで、黒ずみは簡単に除去できます。
①水で拭き取る。
最初に水気をよく絞った布で汚れを落としたら、今度は水分が残らないように、乾いた布で拭いてください。
拭き取る時に洗剤を使ってはいけませんよ。洗剤には、界面活性剤が含まれているからです。界面活性剤がホワイトボードの表面に少しでも残ってしまうと、インクの成分と混じるため、文字が消えにくくなります。インクのバランスを余計な成分で崩してはダメなのです。ぜひ覚えておいてくださいね。
②無水エタノールで拭き取る。
水拭きでも消えない時は、無水エタノールで汚れを落としましょう。無水エタノールは非常に濃度の高いアルコールなので、布に適量を含ませて拭き取ると、あっという間にきれいになりますよ。
なお、消毒用エタノールはホワイトボードの汚れ落としに向きません。無水エタノールよりアルコール濃度が低いため、消毒用エタノールだと、うまく落とせないと思います。私は除菌用アルコールティッシュで拭いたことがありますが、やはりきれいに落とせませんでした。なので、ホワイトボードの汚れ落としには、消毒用や除菌用ではなく、高濃度の無水エタノールを使いましょう。
まとめ
ホワイトボードの汚れは、専用クリーナーを買わなくても、水か無水エタノールで十分に落とせます。くれぐれもメラミンスポンジやマニキュアの除光液などは使わないようにしてくださいね。
メラミンスポンジは立派なヤスリですから、ホワイトボードの表面が傷だらけになってしまいますよ。マニキュアの除光液はアルコールを含んでいますが、その他の成分もたくさん配合されているため、汚れ落としには向きません。
無水エタノールは600円程度で買えますし、掃除にも使い回せるので、1本くらい常備してはいかがでしょうか?