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ホワイトボードに表を作ったり、仕切りの線を書きたいという場合があると思います。消えない線を引くわけですから、そんな時にパッと思いつくのが“油性ペン”ではないでしょうか?普通は考えますよね、油性マジックで書けば、消えないんじゃないかと。
しかし、油性ペンはあまり線引きに向いていないのです。理由はこれからお伝えしますが、消えない線を引きたいのなら、油性ペンよりもっと便利な道具があるんですよ。ホワイトボードを活用したい方は、ぜひご覧になってくださいね。
油性ペンがホワイトボードの線引きに向かない理由
つい間違って、ホワイトボードに油性マジックで書き込んでしまいました。どうしたらいいのでしょうか?消し方を教えてください。
よくこのような質問をネットで見かけますが、ホワイトボードに油性ペンで書き込んだ場合、実は意外と簡単に消えてしまうのです。
やり方は油性ペンで書いた線や文字をホワイトボードマーカーで同じようになぞるだけ。その後、イレーザーで消すと、きれいに落ちるはずです。
ホワイトボードマーカー自体も油性ペンなんですが、こんなにもあっさりと消えてしまう理由は、ホワイトボードマーカーには剥離剤が入っているからなんですね。
なので、油性ペンはホワイトボードの線引きに向いているとはいえません。
中には「油性ペン程度の落ちにくさでちょうどいい」という人もいるでしょう。しかし、消えない線にこだわるのでしたら、他の手段を選んだ方が効率的だと思います。
ホワイトボードに消えない線を引くおすすめの方法
油性ペン以外で消えない線を引く場合は、何を使えばいいのでしょうか?手軽さと仕上がりの美しさを考えた結果、私は次の2つの方法をおすすめします。
①罫線テープを使う。
テープのりみたいに使えるホワイトボード用の線引きテープです。一度きちんと貼れば、半年以上は長持ちするとか。剥がす時は罫線テープの端をセロテープでくっつけて引っ張るだけで、簡単に剥がれますよ。
ただし、あまりにも長期間貼りっぱなしにした場合は、剥がれにくくなるとのこと。シール剥がしを使えば、何とか対処できるようですが、テープのベタベタにイラッとする可能性はあります。
価格は300~400円程度。色は黒以外にカラフルなテープも販売されていますよ。
では、主要2メーカーの罫線テープをご紹介しておきますね。どちらも人気ですが、レビュー評価はコクヨの方が少しだけ上でした。
■コクヨの罫線テープ
長さ→16m
テープ幅→1mm・2mm・3mm
価格→400~500円程度
<口コミ>
線を引いて半年経ったけど、全然剥がれない。
剥がれにくいし、剥がした後もテープ跡が残らなくていい。
線上の文字をゴシゴシ消しても、剥がれてヨレたりしなかった。
コクヨの罫線テープは、剥がれにくくて丈夫だと評価されているようです。
⇒コクヨ/罫線引きテープ
■マグエックスの罫線テープ
長さ→13m
テープ幅→1mm・2mm・3mm
価格→300円程度
<口コミ>
コストパフォーマンスが良いし、特に問題なく使用できている。
結構しっかりくっつくが、イレーザーでこすると、少しずつ剥がれてしまう。
半年程度で剥がれてくるので、定期的に貼り替える必要がある。
粘着力がやや弱いという声もありますが、剥がす時にベタベタするのも大変ですから、この程度の耐久性で十分かもしれません。
⇒マグエックス/ホワイトボード用線引きテープ
②線引き塗料を使う。
定規を使って線を引くペンタイプの塗料で、テープより粘着力が強いのが特徴です。剥がしたい時はセロテープに線の端をくっつけて引っ張れば、簡単に取り除けます。仕上がりはきれいですが、塗料が乾くまで長時間待たなくてはならないのが大変かもしれません。
■トレセン
容量→30ml
価格→2,500円程度
<口コミ>
マスキングテープで線の両側を保護して塗れば、きれいに仕上がる。
長い線を引く時に、チューブを押し続けなくてはいけないのが大変。
便利ではあるが、容量の割に価格が高すぎる。
基本的に線引きしかできないテープと比べて、ペンタイプの塗料はいろんな使い道がありそうですね。
⇒サンケーキコム/ホワイトボード用線引き塗料トレセン
まとめ
ホワイトボードに線を引く方法として、罫線テープと線引き塗料の2つをご紹介しましたが、どちらか一方を選ぶとすれば、罫線テープをおすすめします。
罫線テープと比べて、ペンタイプの塗料は難易度がやや高いからです。慣れると上手に扱えるでしょうが、やっぱり簡単なのが一番ですよね。
ちなみに、100均にもホワイトボード用の罫線テープはありますが、使った人の評判は「イマイチだった」とか「テープが切れにくかった」などと微妙な感じでした。お試しで使うのはアリかもしれませんが、数百円の差であれば、文房具屋さんで普通に買った方が長く使えると思います。
なお、ホワイトボードに消えない文字を書く方法については、こちらの記事にまとめてみました。ぜひ読んでみてくださいね。
⇒消えないペンが欲しい!ホワイトボードの文字を消したくない時の対処法