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我が家の窓は断熱対策を何もしていないので、毎年冬にはサッシがビチャビチャになるほどの結露に悩まされています。
窓ガラスに結露防止シートを貼ろうかと思ったりもしたのですが、何だか面倒くさそうで、あまり気が進みませんでした。
そこで、ズボラな私でもできる結露対策を調べてみたところ、結露防止スプレーが簡単でおすすめだという情報が目に留まったのです。しかも、結露防止スプレーは家にある材料で手作り可能だとか。
結露を簡単に防止できる方法なんて、忙しい主婦にとっては嬉しい限りですよね。今回の記事は、私と同じく結露で悩む人にぜひ読んでいただきたいと思います。
結露防止スプレーの作り方
早速、結露防止スプレーを作ってみましょう。準備する物は次の通りです。食器用洗剤はどの家にもあるはずですから、スプレーボトルだけ用意すればオッケーかな。
食器用中性洗剤→10ml
水→100ml
スプレーボトル
スプレーには加えませんが、消毒用エタノールも準備しておいてください。エタノールは窓のカビ対策に使います。
【結露防止スプレーの作り方】
①水と中性洗剤をスプレーボトルに入れる。
②ボトルを振って混ぜ合わせる。
つまり、水と中性洗剤を10:1の割合で混ぜるだけです。超簡単でしょ?
中性洗剤に含まれる界面活性剤には、ガラス等に水滴を付着しにくくする働きがあります。ちなみに、薄めずに原液を使う方が結露防止効果はより高くなるそうです。ただ、中性洗剤の減りが結構早いと思うので、私は薄めるやり方をおすすめします。
中性洗剤の中でも食器用を選んだ理由は、比較的安全性が高いとされているからです。食器用洗剤には、野菜や果物を洗える商品もありますよね。もちろん、わざと飲んだりしてはダメですが、できるだけ安全性の高い洗剤を使っていただきたいと思います。
結露防止スプレーの使い方
結露防止スプレーは除菌効果のあるエタノールとの併用で、カビも予防することができますよ。この時に使うのは“消毒用エタノール”がおすすめです。
無水エタノールは揮発性が高いため、窓ガラスをすごく綺麗に拭けるのですが、カビ予防が目的であれば、消毒用エタノールの方が向いています。
無水エタノールはすぐに蒸発してしまうので、じっくりその場に留まって、十分な消毒効果を発揮できないからです。そういうわけで、カビ対策には“消毒用エタノール”を使ってくださいね。
【結露防止スプレーの使い方】
①エタノールを染み込ませた古布等で窓やサッシを拭く。
②拭いた部分をきちんと乾かす。
③窓やサッシに結露防止スプレーを吹きかける。
④スプレーした液体を古布等で全体的に塗り広げていく。
ガラス面よりサッシ部分の方が結露しやすいため、忘れずにしっかり拭くようにしましょう。
なお、エタノールがない場合は、単に古布等で窓やサッシを拭き、その後に結露防止スプレーを吹きかけるやり方でもオッケーです。
カビ予防のエタノール!結露防止スプレーに混ぜても大丈夫?
エタノールでカビ予防できるのなら、結露防止スプレーを作る時に一緒に混ぜちゃえばいいじゃん!
こんな風に思うかもしれませんね。私も真っ先にそう考えたのですが、ネットでいろいろ調べても、混ぜるのに問題がないのかどうかよく分かりませんでした。
そこで、月のマークで有名な大手メーカーにメールで問い合わせたところ、次のような返信が届いたのです。
弊社の台所用洗剤とエタノールを混ぜるのは、控えていただくようお願い致します。この2つは“混ぜるな危険”とされている組み合わせではございませんが、混ぜることにより、製品としての効能、成分の安定性、容器の耐久性などが保証できなくなるためです。
つまり、台所用洗剤とエタノールを混ぜると、有害物質が発生する危険性は低いけれども、洗剤自体の効能に影響を及ぼす可能性があるというわけですね。面倒かもしれませんが、やはり別々に使用した方がいいでしょう。
まとめ
結露防止スプレーを手作りした場合、効果の持続日数は3~5日程度で、正直そんなに長くはありません。洗剤の濃度を上げたり、原液のまま使用したりすれば、1週間くらいは持つかなーという感じです。
市販の結露防止スプレーは2週間から1ヵ月程度持続するみたいですが、それなりに価格が高くて、1本あたり1,500円前後もします。
なので、塗り直しが簡単な場所には手作りスプレーを使い、そうでない場所には市販スプレーを使うという風に、使い分けするのがコスパ的におすすめですよ。あなたもぜひ試してみてくださいね。