冬の結露対策!除湿機やエアコンの除湿機能は効果があるのか?

冬に必ず直面する窓の結露問題。結露防止シートや結露防止テープなど、様々な便利グッズも販売されていますが、もっと簡単に結露を予防する方法はないのでしょうか?

 

私が真っ先に思い浮かべたのは“除湿機”と“エアコン”でした。今現在、除湿機は家に置いていないので、エアコンの除湿機能を活用しようかなと考えたのです。

 

除湿ができる家電は結露に効果的な気がするのですが、実際はどうなんだろうと思い、いろいろ調べてみました。

 

結露は除湿機やエアコンの除湿機能で防げるのか?

 

エアコンの除湿機能は梅雨から夏場にかけてのジメジメした季節に大活躍してくれますよね。でも、寒い時期にエアコン除湿を使うと、あんまり動いていない気がしませんか?

 

それもそのはずで、室温がある程度高くなければ、エアコンの除湿機能は正常に作動しない仕組みになっているらしいのです。ある程度の室温とは、だいたい25℃以上といわれていますから、冬にスイッチオンしても、そりゃあ動かないですよね。つまり、冬場はきちんと除湿できないので、エアコンの除湿機能は結露対策としては使えません。

 

しかしながら、除湿機は結露に一定の効果があるようです。除湿機の種類によっては、エアコンと同じく冬場に使えないタイプもありますから、次の項目で選び方のポイントをお伝えしますね。

 

結露対策に最適なモデルは?

 

除湿機はコンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式と大きく3タイプに分けられます。これらの中で冬の結露対策に効果的なモデルはデシカント式とハイブリッド式の2タイプです。それぞれの特徴をまとめてみました。

 

■コンプレッサー式
空気を冷やして除湿するタイプ。梅雨や夏場のジメジメ期に最適だが、室温が25℃を下回ると、除湿機能が正常に働かなくなるため、冬の結露対策には不向き。ヒーターを使わずに除湿できるので、電気代が安いことがメリットだが、本体は重くて大きい商品が多い。

 

■デシカント式
乾燥剤(デシカント)とヒーターで除湿するタイプ。除湿と同時に室温も上がるため、冬の結露対策におすすめ。軽くてコンパクトな商品が多いが、それだけタンクの容量も小さくなるので、頻繁に水捨てを行わなければならない。除湿力は高いが、ヒーターを使うことで電気代も高くなってしまう。

 

■ハイブリッド式
夏はコンプレッサー機能でジメジメを解消し、冬はデシカント機能で結露を防いでくれる“いいとこ取り”なタイプ。一年中使えるが、他のモデルより価格が高いことがネック。

 

結露対策という視点だけで考えると、最適なモデルは「デシカント式」ですが、夏も冬も使いたい人には「ハイブリッド式」をおすすめします。

 

気になる価格はコンプレッサー式の除湿機が約14,000円・デシカント式は約10,000円・ハイブリッド式は約50,000円が相場のようです。

 

売れ筋メーカーについてですが、シンプルで低価格な「アイリスオーヤマ」やハイブリッド式に定評のある「パナソニック」などに人気が集まっています。いろいろなメーカーを試してみたい人はレンタルを利用するのもいいでしょう。

 

除湿機の選び方!必ずチェックしておきたいポイント

 

結露対策用の除湿機は「デシカント式」か「ハイブリッド式」だということはお分かりいただけたかなと思いますが、実際に購入する時のチェックポイントも確認しておいてくださいね。

 

①タンク容量

 

排水タンクの容量は2~3リットルが目安です。容量が大きいと、水捨ての頻度は減りますが、重たくて持ち運びが大変になってしまいます。

 

②メンテナンス

 

タンクやフィルターが取り出しやすいかどうか、洗いやすいかどうかなど、メンテナンスが簡単に行えるかは重要です。

 

③内部乾燥機能

 

本体内のカビを抑制・防止するために、内部乾燥機能もあった方がいいでしょう。加湿器をいつまでも清潔に保つことができます。

 

④稼働音

 

メーカーや機種によって、静音モードとか夜間モードなどと名称が変わりますが、稼働音が大きいか小さいかも重要なポイントです。夜に加湿器を使う人は必ず稼働音の大きさを確認してください。

 

まとめ

 

結露対策に有効で、なるべく安い除湿機を選びたい場合は「デシカント式」がおすすめ。冬の結露と夏の梅雨対策の両方に活用できる除湿機が欲しい場合は「ハイブリッド式」がおすすめです。

 

ハイブリッド式でも低価格モデルがありますが、機能を確認すると、イマイチかなーと思うかもしれません。除湿機を購入する際は、値段だけでなく、機能もしっかりチェックしましょう。