私は昔からカスタードクリームより生クリーム派でした。カフェでワッフルやアップルパイなどを食べる時は必ず生クリーム添えで注文しています。
こんなに大好きなのに、家で生クリームを作ることは滅多にしませんでした。だって、泡立てるのが面倒くさいんですよね。
泡立て器は時間がかかりますし、ハンドミキサーはいちいち出して使うのが大変。完全にズボラ主婦です。
もっと簡単に生クリームを作れないだろうかと調べた結果、面倒くさがり屋の私にぴったりな方法が見つかりました。本当にすぐできるので、ちょいがけ用の生クリームに最適ですよ♪
生クリームを泡立て器なしで作ってみよう!
では、早速トライしてみましょう。生クリームを作るのに必要な道具は青汁やプロテインを混ぜる時に使う「シェイカー」だけです。
シェイカーに生クリームを入れて、シャカシャカとひたすら振ってください。
ボトルを5分くらい降り続けると、液体のバシャバシャ音がだんだんしなくなります。振っている時の感覚も徐々に変化するため、もう液体じゃないなって分かると思いますよ。完全に音がしなくなったら、生クリームの完成です。
私はいつもスイーツにちょこっと添えるための生クリームを作っているので、1回の量は100mlしか使いません。砂糖はお好みでどうぞ。自分は生クリーム以外何も入れませんが、ミルクの甘みだけで十分美味しいなと感じています。
シェイカーはダイソーの「マルチシェイカー」がおすすめです。これが100円とは思えないほど優秀なんですよ。
ちゃんと目盛りが付いていて、しっかり蓋を閉めれば、ガンガン振っても全然こぼれません。すごく気に入りまして、私は3個も買ってしまいました。
作り方は間違っていないはず!なぜ生クリームが固まらなかったのか?
実はシェイカーを使っても、生クリームの泡立てに失敗したことがあります。ずっとシャカシャカ振っているのに、生クリームには何の変化もない!いったん冷蔵庫で生クリームを冷やしてから、再チャレンジするも、やっぱり液体のままで固まる気配なし。さすがに変だなーと思って、10分経った頃にギブアップ。
後から分かったのですが、固まらない理由は生クリームの質が原因でした。
私はいつもタカナシ乳業の“北海道純生クリーム35”というのを使っていますが、その時は他社メーカーの商品で作っていたのです。タカナシ乳業は原材料がクリームと生乳だけ。他社メーカーの方はクリームの他に乳化剤や安定剤なども含まれていました。
乳化剤や安定剤は食品添加物ですから、固まりやすさだけでなく、生クリーム自体の味にも大きく影響します。
実際にタカナシ乳業の生クリームはミルクの風味がしっかり感じられるのですが、他社商品はちょっと微妙な味でした。何か混ざっているなーって。
生クリームを選ぶ時は植物性か動物性かばかりでなく、添加物の有無についてもチェックしましょう。
ただ、生クリームを料理に使う場合は添加物が入っていても、味の違いにあまり気づきませんでした。クリームを単体で味わうスイーツの場合は、特に注意しなきゃダメですね。
100均の生クリームメーカーを実際に使ってみた感想
このやり方にたどり着く前に、100均で買った生クリームメーカーを使っていたことがあります。商品名は「ふりふりクリームメーカー」で、私はダイソーで見つけました。セリアなど他の100均でも販売されているみたいですよ。
確かに、ふりふりクリームメーカーで生クリームは作れました。
でも、シェイカーだと5分で完成したのに、ふりふりクリームメーカーは7~8分くらい時間がかかったかな。説明には3~5分と書かれているのですが、よく冷やした生クリームを使っても、5分では全然固まらなかったですね。それに、シャカシャカ振っていると、キャップの部分からクリームが漏れ出すことがたまーにありました。
ふりふりクリームメーカーは容器の口径が狭いため、生クリームを最後まで使い切るのが難しい点と、洗うのが大変だというデメリットも覚えておいてください。
ボトル用ブラシを使わなければ、容器の奥までしっかり洗えませんでした。絞り口が星型になっており、そのままデコレーションできるのは便利なんですが、この部分もすごく洗いにくい!
ふりふりクリームメーカーも決して悪くはないですけど、ちょいがけ用の生クリームなら、シェイカーの方が扱いやすいなと思いました。
まとめ
シェイカーに入れて、5分ほどボトルを降り続ければ、簡単に生クリームが作れます。ミキサーも泡立て器も不要です。
レモン汁を加えるだけという方法もあるようですが、私は酸味が苦手なので入れません。砂糖も一切使いません。ミルクの風味だけを楽しんでいます。
生クリームは中沢乳業かタカナシ乳業がおすすめです。少し値段が高いかもしれませんが、味が全然違いますよ♪
今回ご紹介した作り方では、ちょっとゆるい感じの仕上がりになります。シフォンケーキに添えてあるような生クリームのイメージですね。そのため、あくまでも“ちょいがけ用”として作っていただければと思います。