あなたは「自転車をこぎやすいレインウェアはどれだろうか?」とか「レインコートとレインポンチョはどっちが濡れにくいのかな?」などと、雨具を選ぶ際に迷ったことはありませんか?

 

私は仕事で自転車を使うため、レインウェアは必須アイテムなのですが、慌てて購入したので、あまり考えず適当に選んでしまいました。

 

今回の記事では、自身の経験に基づいて、自転車に最適なレインウェアをご紹介していきます。

 

仕事の時だけでなく、プライベートでも頻繁に自転車を使う人にとっては、きっと役立つ内容だと思いますから、ぜひ目を通してみてくださいね。

 

ゲリラ豪雨にも負けない優秀レインウェアの選び方

 

ここ数年、ゲリラ豪雨に遭遇する確率がかなり高まっています。自転車に乗っている時は本当に困るので、レインウェアも大雨に耐えられる商品を選ばなくてはなりません。

 

レインウェアの種類はいくつかありますが、どの形状を選ぶにしても、絶対に押さえておきたいポイントがあるため、最初に詳しく解説します。

 

防水と撥水の違いを知ろう!

 

レインウェアやレイングッズを購入する時に「撥水加工」や「防水加工」といった表示を見かけることはありませんか?何となく同じような意味だと思われがちですが、撥水と防水では効果が全く異なるのです。

 

■撥水
撥水とは、水をはじく機能のこと。撥水加工されていれば、生地表面のコーティングにより水の浸透を防げるが、次第にその効果は落ちていくので、撥水スプレーをこまめに使用しなくてはならない。なお、生地の隙間は完全にふさがれていないため、通気性は保たれており、比較的蒸れにくいのが特徴。

 

■防水
防水とは、水を通さない機能のこと。防水加工された商品は生地の隙間も水をシャットアウトするので、ほぼ完全に濡れるのを防いでくれる。ただ、通気性が悪いため、蒸れやすいのが最大の難点。

 

小雨であれば、撥水加工でも乗り切れますが、ゲリラ豪雨レベルの大雨は無理ですから、なるべく防水加工のレインウェアを選びましょう。

 

自転車用のレインウェアは丈が長めだと危ない?

 

私が自転車用に買ったレインコートはロング丈で、上から下までファスナーでぴっちり閉まるタイプです。

 

丈が長めのレインコートは、自転車に乗る時にいろいろ大変かもしれないなと思いつつ、とりあえず雨の日に着てみたところ、特に問題はありませんでした。

 

自転車をこぎにくいと感じたことも、レインコートが車輪に巻き込まれるようなトラブルもないですねー。

 

ただし、ロング丈のレインポンチョは気をつける必要があります。過去にひらひらした裾が風でめくれ上がって、自転車の前輪や後輪に絡まるという事故が起きているからです。

 

また、ポンチョを前カゴに被せる際、しっかり固定していなかったため、舞い上がった生地で走行中の視界が遮られたとの事例もありました。

 

短いレインウェアはどうしても濡れるので、自転車に乗る時はそもそも使えませんが、長めのタイプは裾がめくれ上がらないよう十分に注意してくださいね。

 

レインウェアにはどんな種類があるの?

 

レインウェアは、レインコート・レインポンチョ・レインスーツと大きく3つの種類に分けられます。自転車用としてはどのタイプが最適なのか、それぞれの特徴をチェックしていきましょう。

 

レインコート

 

コートのように羽織るタイプのレインウェア。デザインがすっきりしていて、着用した時のシルエットは3種類の中で一番きれいです。

 

ただし、下半身を完全に雨から防ぐことはできません。

 

自転車用であれば、ロング丈のコートで前裾部分にアンダーガード(三角マチ)が付いているタイプがおすすめですよ。ペダルがこぎやすいですし、これがあるだけで雨の侵入をかなり防げるそうです。

 

ちなみに、私が適当に買ったレインコートはアンダーガード(三角マチ)が付いていません。しかも、防水仕様ではなく、ただの撥水タイプでした。なので、買い直さなくちゃいけないなーと思っています。

 

レインポンチョ

 

四角い生地を頭からすっぽり被って、腕を通すだけで着られるレインウェア。自転車の前カゴや後ろに背負ったリュックも一緒に覆えるのは大きなメリットです。

 

ただ、そのためにゆったりしたデザインとなっているので、見た目的にはレインコートの方がおしゃれかなと思われます。

 

さらに、商品説明ではよく着脱しやすいと書かれていますが、雨に濡れて重たくなったレインポンチョを脱ぎ着するのは結構大変だという口コミもあるようです。

 

ポンチョは風にあおられると、裾が簡単にめくれ上がるため、下半身が雨に濡れやすい点もデメリットですね。

 

以上のことから、レインポンチョは自転車走行にはやや不向きだといえますが、小雨程度であれば、ちょっと買い物に出かける時などに重宝するアイテムですので、日常の中で上手に使い分けると良いでしょう。

 

レインスーツ

 

ズボンとアウターが別々のセパレートタイプ。上半身と下半身をしっかりカバーしてくれるため、絶対に濡れたくない人におすすめです。

 

レインスーツは登山やランニングなど、屋外でのスポーツに適していますが、簡単に脱ぎ着できないので、普段使いは少々面倒くさいかもしれません。ゲリラ豪雨のように、天候の変化が激しい時は大変ですよね。

 

とはいっても、自転車走行中の安全を第一に考えるのであれば、レインスーツがベストだと思います。

 

自転車向けの最強レインウェアは?

 

自転車用のレインウェアは防水仕様の商品を選ぶこと。撥水仕様だと、あまり長く使えないかもしれません。

 

最も安全で濡れにくいタイプは上下が分かれたレインスーツですが、着脱しやすい方が好みなら、レインコートでもいいでしょう。レインコートの場合はアンダーガード(三角マチ)付きを選んでくださいね。

 

なお、防水仕様は蒸れやすいのがデメリットだとお伝えしましたが、ゴアテックス(GORE-TEX)という素材であれば、水を通さないのに、通気性にも優れているため、雨の日でも快適に過ごせます。

 

いいお値段ではありますが、本当に最強なのはゴアテックスのレインウェアなので、気になる人はチェックしてみてください。
ゴアテックス製レインウェア&レイングッズ