色も見た目も動き方も全部苦手なゴキブリ。なるべく家で遭遇したくない生き物ですよね。しかし、あまり殺虫剤を室内で撒き散らしたくないと思う人が多いのではないでしょうか？
そこで、ゴキブリの忌避に有効なハッカ油を使ってみようかと考えたのです。ハッカ油はドラッグストアで安く手に入りますし、天然成分ですから、殺虫剤より安心して使えるかなと。
ハッカ油を使い始めて、もう何年も家でゴキブリを見かけていないという人もいるので、試す価値は十分にあると思います。
今回の記事では、ハッカ油を使ったゴキブリ対策をご紹介していきますね。すぐに実践できる方法ばかりですよ。
ハッカ油は虫除け効果抜群の神アイテムだった！
ハッカ油はゴキブリだけでなく、蚊や蜂など多くの虫が嫌う香りです。ゴキブリたちはハッカ油に含まれているメントールという成分が苦手なんですねー。
ハッカ油は国産か外国産かで成分に違いがあり、国産の和ハッカは外国産より多くのメントールが含まれているんだとか。そのため、和ハッカはとても香りが強いのです。虫除け効果もそれだけ高いといえるでしょう。
ただ、メントールは肌への刺激が強い成分ですので、含有量が多ければいいというわけではありません。物や空間にスプレーするのなら、あまり心配ないと思いますが、肌に直接吹きかけるのは避けた方が無難です。
それから、外国産のハッカ油は価格が安いですが、合成成分が入っている場合もあるため、購入時にしっかり確認してくださいね。
ハッカ油でゴキブリを撃退する簡単な方法
では、ハッカ油を使ったゴキブリ撃退法をご紹介します。あくまでも忌避であり、基本的に殺すことはできません。しかし、私自身は大嫌いなゴキブリの姿を見かけなくなるだけで十分に満足です。
【ハッカ油スプレー】
ハッカ油→20～60滴
無水エタノール→10ml
水→90ml
遮光性のあるスプレー容器
①ハッカ油をスプレー容器に入れる。
②エタノールを加える。
③容器をよく振って混ぜ合わせる。
④水を加える。
⑤再びよく振って混ぜ合わせる。
⑥ゴキブリが出そうな場所に吹きかける。
水は精製水でも水道水でもオッケーです。ハッカ油は最初に20滴くらいで作ってみて、しばらく様子を見ながら、少しずつ量を調整するといいでしょう。
スプレー容器はガラス製がベストですが、プラスチック製の場合は次の素材にしてください。
ポリプロピレン（PP）
ポリエチレン（PE）
ポリエチレンテレフタラート（PET）
ポリスチレン（PS）はハッカ油で溶ける可能性があるので、使わないように。
ハッカ油スプレーはゴキブリが出没しそうな場所に吹きかけましょう。具体的には、玄関・キッチン・ゴミ箱周辺・エアコン周辺・ベランダです。ゴキブリは外から侵入してくるため、玄関や窓付近は重点的にスプレーしてくださいね。
なお、ハッカ油スプレーは冷蔵庫で保管し、1週間程度で使い切りましょう。虫除け効果が約1週間で薄れてしまうからです。
【ハッカ油＆重曹】
ハッカ油→2～3滴
重曹→大さじ2
お茶パック
①ハッカ油と重曹をよく混ぜる。
②お茶パックに入れる。
③ゴキブリが出そうな場所に置く。
重曹のみを使っても、ゴキブリ退治できますよ。やり方は重曹と砂糖を1：1の割合で混ぜ、小皿に入れて放置するだけ。ゴキブリが重曹を食べると、体内にガスがたまり、やがて死んでしまうそうです。
【ハッカ油＆粗塩】
ハッカ油→2～3滴
粗塩→大さじ2
①小皿に粗塩を盛る。
②ハッカ油を垂らす。
③ゴキブリが出そうな場所に置く。
雑食のゴキブリですが、塩は唯一苦手なんだとか。それに加えて嫌いな香りが漂ってくれば、ゴキちゃんも近寄ってこないでしょう。
使いすぎは禁物！ハッカ油がゴキブリに効かなくなるかも？
虫除けに効果的なハッカ油ですが、次のような場合はゴキブリに効かなくなるかもしれません。
ハッカ油の濃度が薄すぎる。
ハッカ油の効果が切れている。
ハッカ油にゴキブリが慣れてしまった。
濃度が薄いかなと思ったら、少しずつハッカ油の量を増やしてみてください。しばらく使い続けると、何となく感覚がつかめてくるはずです。
混ぜたハッカ油は1週間程度で効果がなくなってきます。その際は新しく作り直しましょう。
また、ゴキブリもハッカ油ばかりだと、香りに慣れてしまいます。ハッカ油以外にもクローブやシナモンリーフなど、ゴキブリが嫌いなアロマはありますから、定期的に種類を変えてくださいね。
こちらの記事でもゴキブリの苦手なアロマをご紹介しています。
⇒逆効果？虫除けアロマは精油の種類により虫を引き寄せる場合も！
まとめ
アロマディフューザーでハッカ油の香りを部屋中に拡散させれば、効率良くゴキブリ退治ができるんじゃないか？と考える人もいるようです。
しかし、ハッカ油は他の精油より揮発性が高く、ディフューザーが壊れてしまう可能性もあるので、その方法はあまりおすすめできません。
ハッカ油は猫や鳥などのペットに悪影響を及ぼす恐れもあり、広範囲に撒き散らすのは注意が必要です。なるべくアロマディフューザーの使用は避けた方がいいでしょう。
