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ベランダでビオトープやガーデニングを楽しんでいる人は、台風接近時に気が気でないと思います。
以前、私もベランダにビオトープを作り、メダカを育てていました。重くて大きな鉢だったため、台風でも何とか持ちこたえてくれたのですが、ずっとヒヤヒヤしていましたね。メダカが死ぬんじゃないかと。
ベランダで植物を育てている人にとっても、台風は悩みの種でしょう。動かせない植木鉢やプランターもあると思うので。
今回は室内に移動できないベランダの植物やビオトープを、台風時にどう守るのかについて、詳しい対処法をお伝えしていきます。
台風接近!ベランダの植木鉢やプランターを動かせない場合は?
どうしても移動できない植木鉢やプランターは、ベランダ内のなるべく風の影響を受けない場所に寄せ集めてから、紐やロープできつく縛り、動かないように固定してください。
鉢やプランターをまとめる場合、3つとか4つとか数が多い方が安定します。そして、できるだけ同じくらいのサイズでくっつけましょう。サイズがバラバラだと、バランスが崩れてしまい、うまくいかないかもしれません。
こういった鉢やプランター同士をまとめるやり方で被害を免れたという人は多いですよ。
また、最初から鉢やプランターをそっと倒しておいて、ベランダの手すりやエアコンの室外機などに紐で固定する方法も効果的です。土はこぼれてしまいますが、台風の影響で植物が傷むよりマシだと思います。
ただし、ベランダ内の動かせる物は基本的にすべて家の中へ入れてくださいね。スコップやジョウロなどの園芸用品も忘れずに。台風時はどんな小さな物でも凶器になりかねません。
メダカを守りたい!ベランダのビオトープはどう対処すればいいのか?
ビオトープもなるべく室内に移動した方がいいのですが、水がたくさん入った物を動かすのって、現実的には難しいかもと思います。
もしビオトープで金魚やメダカなどを泳がせているのであれば、できる限り網ですくい、一時的に室内の予備水槽へ避難させてください。
台風の大雨でビオトープに大量の水が流れ込み、鉢からあふれ出てしまったり、水質が急激に変化する可能性があるからです。生き物は環境の急変に弱いため、鉢から飛び出たりしなくても、水質が原因で死んでしまうかもしれません。
ビオトープにビニール袋やレジャーシート等で蓋をする方法もありますが、強風で飛ばされるんじゃないかなーと思います。なので、蓋はあまりおすすめできませんね。
ただ、ビオトープ鉢の生体を完全に救出できない場合もあるでしょう。私のビオトープ鉢も結構大きかったんで、すべてのメダカを保護することは不可能でした。
そういう時は鉢や水槽の縁にタオルを引っ掛けて、洗濯ばさみ等で固定しておくと、水があふれ出るのを防げます。タオルはあまり深い位置にセットしないでくださいね。水を吸い上げすぎてしまいますよ。私の経験上、縁から5~8cmくらいの位置が適切だと思います。
そして、ビオトープの鉢や水槽に緩衝材を巻いておきましょう。毛布などで大丈夫です。ビオトープ自体は強風に耐えたとしても、何らかの飛来物により破損する可能性がありますので。
私は魚を避難させずに、タオルを引っ掛ける方法でうまくいきましたよ。豪雨でもメダカが流れ出るようなことはありませんでした。
しかし、心配な人はやはり生体を一時的に室内へ移してあげた方がいいでしょう。この方法だと、水質の変化は防げないですからね。
ベランダの台風対策で絶対にやってはいけないこと
ベランダで植木鉢やプランターを寄せ集める際、緊急避難用の仕切りの前には絶対置かないようにしてください。いざ脱出しなくてはならない時に使えなくなってしまいます。
また、台風上陸のギリギリになってから、ベランダでこういった対策を行うのもやめましょう。雨風が強まっている最中に慌てて外へ出ると、怪我をする恐れがあります。
もしベランダの鉢やプランターなどが倒れてしまっても、そのままにしておいた方が無難です。二次被害を防ぐために、くれぐれも外へ飛び出すようなことはしないでくださいね。
まとめ
基本的に台風時のベランダ対策は、動かせる物はなるべく動かして、室内に移動するのがベストです。
ただし、植木鉢やプランターなどの置き場所を浴室や玄関にするのは避けた方がいいでしょう。浴槽は断水用の水を貯めますし、玄関は緊急時の避難経路となるからです。
いかなる時も全体を見据えた対策を行うことと、余裕を持って行動することを忘れないようにしてください。