油性ペンが服につくのって、子供だけでなく、大人でもよくあることなのではないでしょうか?ボールペンを入れていた胸ポケットにペン先が触れて、生地にインクがついちゃったとかね。

 

しかし、インクがついたからといって、もう着れないなーと諦める必要はありませんよ。油性ペンの汚れは自分でも落とせます!

 

ただ、服についた油性ペンはそのまま洗濯しても落ちないので、これからご紹介するアイテムを使って、染み抜きにチャレンジしてみてください。

 

油性ペンの汚れ落としに効果的なアイテムは?

 

油性ペンは油溶性の汚れです。つまり、油に溶ける汚れのため、水だけでは落とすことができません。普通の洗濯で汚れが落ちないのは、油分が水分を弾き飛ばしてしまうからなんですね。

 

なので、まずは油のバリアを崩して、汚れを溶かす必要があります。油汚れを浮き上がらせたら、最後に水で洗い流すという手順で染み抜きしましょう。

 

服についた油性ペンは、次のアイテムで落とすことができますよ。

 

■エタノール
エタノールは水にも油にも混ざりやすく、界面活性剤のような役割をしてくれます。汚れ落としに使う場合は、消毒用エタノールで十分です。

 

■除光液
除光液に含まれている“アセトン”には、油脂を溶かす働きがあります。爪に優しいアセトンフリーの除光液だと、油性ペンの汚れは落とせませんから、あらかじめパッケージの表記を確認してくださいね。

 

■クレンジングオイル
メイク落としで使用するクレンジングオイルには、反対の性質を持つ水と油を均一に混ぜ合わせる役割があります。メイクは油溶性の汚れですので、この働きを油性ペンの染み抜きにも応用するのです。

 

■固形石鹸
油汚れを浮き上がらせた後に使います。石鹸だけで油性ペンの汚れを完全に落とすのは難しいですが、最後の水洗いには欠かせないアイテムです。おすすめはウタマロ石けん。ドラッグストアで120円くらいなのに、汚れ落としのパワーは超優秀なんですよ。アメトークの家事大好き芸人でも紹介されたそうです。
ウタマロ石けん(お試しサンプル)

 

服についた油性ペンの落とし方

 

服についた油性ペンを落とすには、次のような組み合わせで使ってみてくださいね。

 

エタノール+固形石鹸
除光液+固形石鹸
クレンジングオイル+固形石鹸

 

【衣類に付着した油性ペンの落とし方】
①汚れの下に当て布を敷く。
②インクがついた部分にエタノールを適量垂らす。
③上から歯ブラシで叩いて汚れを当て布に移す。
④固形石鹸でその部分をつまみ洗いする。
⑤水かぬるま湯でよく洗う。
⑥いつも通りに洗濯する。

 

インクを当て布に移すために、汚れた面を下にして置くように!そして、もう少しで落ちるという状態になるまで、④と⑤を繰り返し行いましょう。洗濯機に入れるのは、インクが相当薄くなってからにしてください。

 

手順にはエタノールと書いていますが、これまでお伝えしてきた通り、除光液やクレンジングオイルを使っても大丈夫です。

 

なお、洗濯洗剤は“油汚れに強い”とパッケージに明記されている濃縮タイプがおすすめですよ。

 

油性ペンの染み抜きをする際の注意点とは?

 

服の染み抜きは失敗してしまうと、汚れがさらに広がったり、生地が傷んだりすることもあります。大切な服で絶対に失敗したくない人は、最初からクリーニング店で染み抜きをしてもらった方が無難ですが、自分で行う場合は、次の注意点をしっかり頭に入れておきましょう。

 

①染み抜き前に目立たない場所でテストすること。

 

最初に目立たない場所で試してみて、色落ちや生地の傷み具合などを必ずチェックしてください。服がダメになったら、染み抜きをする意味がありません。

 

②汚れはゴシゴシこすらないこと。

 

歯ブラシで汚れを外へ追い出す際は、力を入れずに軽くトントン叩く感じで。ゴシゴシこするのは逆効果!インク汚れが広がってしまう場合があります。

 

③染み抜き後はすぐに洗濯すること。

 

インクがかなり薄くなってきたら、洗濯機ですぐ洗いましょう。染み抜きした後に長時間放置すると、衣服に変な跡が残るかもしれません。一連の作業はスピーディーに行ってください。

 

まとめ

 

服についてしまった油性ペンは、油溶性の汚れを取り除いた後に水洗いするという流れで落とせます。

 

先にエタノール・除光液・クレンジングオイルのいずれかで油汚れを溶かし、次に固形石鹸で予洗いし、最後に洗濯機で普通に洗いましょう。

 

ちなみに、エタノール・除光液・クレンジングオイルの中で最も油汚れに効果的だとされているのは「クレンジングオイル」です。

 

以前、メイク講座に参加した時に先生が「油汚れは油でなければ落ちない」と強調していたのを思い出します。

 

固形石鹸はウタマロが一押しなので、油性ペンの汚れ落としには「クレンジングオイル+ウタマロ石けん」がベストな組み合わせとなりますね。ぜひ試してみてください♪

 

水性ペンの落とし方については、こちらの記事でご紹介していますよ。参考にしていただければと思います。
服についた水性ペンの落とし方!時間が経ったシミもぜひお試しあれ♪