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- 洗濯のコツ
梅雨の時期は洗濯物を部屋干しする機会が多いと思います。私はいつもエアコンだけで室内干しを乗り切っているのですが、設定によっては、なかなか乾かないこともしばしば。どうやら、洗濯物を早く乾かすには、エアコンの使い方にコツがあるようです。
エアコンのつけっぱなしは電気代が心配ですし、時短も節約もできる何かいい方法はないかと調べてみました。部屋干しに悩んでいる人には、今回の記事が参考になると思います。
洗濯物を乾かす時のエアコン機能は除湿と暖房のどっちが正解?
部屋干しする時のエアコン設定ですが、基本は除湿機能を使います。洗濯物を早く乾かすには、室内の湿気を取り除くことがポイントだからです。除湿で温度調整できるようであれば、20度くらいに設定してください。
エアコンの除湿機能には「再熱除湿」と「弱冷房除湿」の2種類があります。
■再熱除湿
除湿後の冷たい空気を温めてから、室内に戻す方式。冬場の部屋干しに最適だが、普通の冷房や弱冷房除湿より電気代がかかるのがデメリット。
■弱冷房除湿
空気から水分を除去した後、室内に戻す方式。冷房のように温度が急激に下がることはないが、除湿後の空気は冷たいので、部屋の中が少しずつヒンヤリしてくる。
現在、大半のモデルが弱冷房除湿機能しか備わっていません。再熱除湿機能は高性能なエアコンにしか搭載されていないのです。今お使いのエアコンがどちらのタイプかは取扱説明書で確認するのが一番ですが、リモコンに“除湿”というシンプルなボタンしかない場合は、弱冷房除湿だと思って間違いないでしょう。
冬場でしたら、暖房機能を使ってもかまいませんよ。除湿モードだと、やっぱり寒いですよね。再熱除湿タイプでも冷たく感じるはずなので、暖房にしないと、風邪を引いてしまうかもしれません。ただし、暖房機能には室内の水分を除去する働きはないため、扇風機やサーキュレーターを併用した方が乾きやすくなるでしょう。
洗濯物を乾かすのは冷房じゃダメなのか?と思うかもですが、冷房機能は温度を下げるのが目的であって、湿度だけを低くすることはできません。もちろん、冷房である程度は湿度も下がりますが、部屋干し対策には除湿機能の方が効率的です。
エアコンで洗濯物を乾かす時の電気代が知りたい!
洗濯物をエアコンの除湿機能だけで乾かす場合、約3時間はかかります。そして、除湿モードで3時間つけっぱなしにした時の電気代は約35円だそうです。
各機種の冷房能力により差がありますから、この金額はあくまでも一般的な目安ですが、部屋干しを乾かすのに1回35円というのは、めちゃくちゃ高いって感覚にはならないかもしれません。浴室乾燥機なんて、3時間で100円を超えるので。
しかし、もっと電気代を安く済ませる方法があるんですよ。エアコンの助っ人として、扇風機やサーキュレーターを併用するのです!
扇風機とエアコンを一緒に使えば、部屋干しの洗濯物は約2時間で乾きます。扇風機の電気代は1時間で約1円。なので、扇風機とエアコンのダブル使いの電気代は2時間で約27円。
扇風機とエアコンは洗濯物を早く乾かす最強の組み合わせですね。
ちなみに、室内干しを乾かす時には、扇風機よりサーキュレーターの方が向いています。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
⇒扇風機とサーキュレーターの違いを誤解していたかも!
部屋干しを時短で済ませるコツとは?
洗濯物は次のように干すと乾きが早くなります。部屋干しだけでなく、天日干しする時にも覚えておきたいポイントですよ。
①洗濯物の間隔をあける。
洗濯物を干す時は風通しが良いように、十分な間隔をあけましょう。部屋干しの場合、約10~15cmはあけた方がいいとされています。ちなみに、天日干しは5cmくらいの間隔で十分だそうです。
②薄手の物と厚手の物を交互に干す。
乾きやすい洗濯物と乾きにくい洗濯物は交互に干しましょう。乾いた薄手の物は先にどんどん取り込んで、厚手の物に風が当たるようにしてあげてくださいね。
③風が当たる面積を広くする。
洗濯物はできるだけ広げて干しましょう。乾きにくくなるので、二つ折りにしてはダメですよ。風通しを良くすることが大切です。
まとめ
先ほど、室内干しの洗濯物を乾かすのに、扇風機とエアコンの組み合わせがベストだとお伝えしました。じゃあ、除湿機はどうなの?と思った方がいらっしゃるかもしれません。
除湿機だけで洗濯物が乾く時間は約4時間で、電気代は25円くらいですから、乾燥時間では扇風機&エアコンが圧勝ですね。電気代もほぼ変わらない金額なので、部屋干しの洗濯物をできるだけ早く乾かしたいならば、除湿機より扇風機とエアコンの併用をおすすめします。