今年もまた花粉の季節がやってきます。この時期は外出するのも一苦労!花粉を家の中に持ち帰るまいと、神経質になってしまいますよね。

 

衣類は特に悩みの種かもしれません。いったん外に出たら、多少なりとも花粉が服についてしまうため、そのまま洗濯機へ放り込む人もいらっしゃるかと思います。

 

でも、普通に洗濯しただけで、本当に花粉を落とせるのでしょうか?ふと疑問に思ったので、ちょっと調べてみました。

 

家の洗濯機で花粉を除去することは可能か?

 

花粉にも様々な種類がありますが、肉眼で見えないほど小さいサイズの花粉でしたら、家庭用洗濯機で落とすことは可能です。しかし、ユリ花粉などの目で見えるような花粉の場合、基本的に洗濯では落とせません。別の方法で除去する必要があります。

 

今回は的を絞って“洗濯による花粉の落とし方”のみをお伝えしますね。といっても、いつもの洗濯とあまり変わりません。

 

ポイントは洗濯機に服を入れる前に、あらかじめ花粉をざっと取り除いておくこと。そして、なるべく花粉を寄せ付けないために、柔軟剤を入れることくらいです。

 

花粉が服に付着する主な原因は静電気だといわれています。

 

衣類から発生した静電気が次々と花粉を引き寄せるのです。花粉は服の表面だけでなく、繊維の奥まで入り込んでしまうので、静電気をいかに抑えるかが重要となります。

 

そこで、静電気対策におすすめなのが柔軟剤です。

 

柔軟剤には衣類の繊維をなめらかに整え、肌触りを良くしてくれる働きがありますよね。すると、繊維同士の摩擦が減るため、自然と静電気の防止につながるのです。

 

もちろん、柔軟剤で静電気を100%防げるわけではありませんが、使うのと使わないのとでは全然違うはずですよ。

 

ただし、柔軟剤というのは成分を衣類に残すことにより効果を発揮するので、肌の弱い方や小さいお子さんには適さない可能性があります。それに、最近の柔軟剤は香りの強いタイプが多いため、苦手な人もいらっしゃるでしょう。柔軟剤を使うかどうかの判断は、そういったデメリットも十分に考慮した上で行ってくださいね。

 

なお、最初に花粉を取り除く時は衣類用の粘着テープがおすすめですよ。手で払うよりもコロコロの方がはるかに効果的なんだそうです。

 

花粉シーズン中の洗濯物の干し方について

 

花粉症の人はわずか30個くらいの花粉でも症状が現れるようですが、濡れた洗濯物を外干ししたら、約30万個もの花粉が付着するのだとか。

 

なので、花粉の季節は洗濯物を部屋干しした方が無難です。洗濯のプロであるクリーニング屋さんも花粉シーズン中は部屋干しを強くすすめています。

 

部屋干しでもエアコンやサーキュレーターを活用すれば、意外と早く乾かせますよ。部屋干しをスムーズに乾かす方法はこちらの記事を参考になさってください。
効率の良い設定は?エアコンで部屋干しをできるだけ早く乾かす方法

 

花粉がつきにくい服ってどんな素材?

 

外出時は花粉がつきにくい服を着るというのも効果的です。ナイロンやポリエステルのような化学繊維は表面がツルツルしているため、花粉が付着しにくい素材といえるでしょう。もし花粉がくっついたとしても、すぐに落とすことができます。

 

逆に、ウールやアクリル等の素材は花粉が付着しやすいです。暖かくて、ふわっとしていて、寒い時期にフル活用するセーターやフリースはアウトなんですねー。

 

これらの暖かい素材はインナーで着用し、外気に触れるコートなどはツルツルのアイテムを選べばいいんじゃないかなと思います。そして、花粉の付着を極力避けるために、アウターはロング丈がおすすめですよ。

 

まとめ

 

衣類に付着した目に見えないレベルの花粉は洗濯で落とせます。静電気予防になるので、洗濯時には柔軟剤を投入しましょう。

 

花粉シーズン中は部屋干しがベスト!エアコンやサーキュレーターを使えば、洗濯物を効率良く乾かすことができます。

 

ただ、どうしても部屋干しが苦手な方もいると思いますから、花粉の季節に外干しする際の注意点をこちらの記事でまとめてみました。外干し派の人はぜひご一読くださいませ♪
外干し派必見!洗濯物に花粉を付着させない最も効果的な対策とは?