プロ直伝!観葉植物の土にカビが生えた時の対処法

以前、私が大切に育てていた観葉植物の土に、白っぽいカビがたくさん生えてしまったことがあります。初心者向けで育てるのが簡単といわれている植物だったので、少し気を抜いてしまったんですねー。あっという間にカビだらけになり、困り果てていました。

 

そんな時、ショッピングセンターの催し物会場でおしゃれな観葉植物専門店を見つけ、土のカビ取りについて尋ねたところ、すごく丁寧にやり方を教えてもらえたのです。

 

そこで、今回は植物のプロに直接伝授してもらった土のカビ取り方法をシェアしたいと思います。

 

観葉植物のカビは人体にどんな影響を与えるのか?

 

通常、観葉植物は部屋の中に置くことが多いのではないでしょうか?そんな室内用の観葉植物にカビが生えてしまったら、ちょっと怖くありませんか?

 

観葉植物のカビは空気中に飛散するはずです。つまり、いつも長く過ごす空間にカビ菌がいっぱい浮遊していて、私たちはそのカビを体内にずーっと吸い込み続けているんですよ。

 

飛散している空気中のカビを吸い込んでしまうと、次のようなアレルギー症状が出る場合があります。

 

目がかゆい。
咳が止まらない。
鼻水が出る。
くしゃみが出る。

 

免疫力が低下していると、肺炎や気管支炎になる可能性もあるため、決してカビを侮ってはいけないのです。

 

きちんと部屋を掃除しているのに、そのような症状が起こる場合は、必ずお医者さんに相談してくださいね。

 

観葉植物の土に生えたカビを安全に除去するには?

 

私が観葉植物専門店の人に教えてもらったのは、キッチン用のアルコールスプレーを使ってカビを落とす方法です。

 

えっ、アルコール?植物には刺激が強いんじゃない?枯れたりしないのかなぁ?と不安な顔をしていたら、お店の人に「ウチでも実験済みのやり方なので、心配ありませんよ」との力強いお言葉をいただきました。では、土に生えたカビ取りの手順をご紹介しますね。

 

①カビが生えた表面の土だけを取り除く。
②新聞紙やビニールシートなどに取り除いた土を広げる。
③アルコールスプレーをその土全体に吹きかける。
④スプレーした土を完全に乾かす。
⑤カビ取りした土を植物の鉢に戻す。

 

カビが生えた土に直接アルコールスプレーを吹きかけても問題ないとのことですが、植物にかからないように注意しましょう。不安ならば、やはり別の場所に取り出してから、スプレーする方が無難だと思います。

 

カビが生えた土の再利用に抵抗を感じる場合は、部分的に新しい土と入れ替えたり、鉢ごと植え替えてもいいでしょう。カビの生えた部分だけ土を入れ替えるのが、一番手っ取り早い方法ですね。

 

なお、この作業は必ず屋外で行ってください。カビが室内に飛散してしまいますので。

 

観葉植物のカビを予防する最強アイテム

 

観葉植物にカビを生やさないようにするポイントは、やはり湿気をどれだけ防ぐことができるかです。

 

一般的な予防策は「風通しの良い場所に置く」とか「肥料の与え過ぎに注意する」とかですが、ある物を使えば、もっと簡単に植物のカビを防止できますよ。

 

そのアイテムとは、竹酢液(ちくさくえき)です!

 

竹酢液とは、竹炭を製造する時にできる液体のことで、減菌や防虫効果があり、園芸や農業などによく使われています。

 

カビを予防するには、説明書通りに薄めた竹酢液を植物にスプレーするだけでオッケー!竹酢液は土だけでなく、植物自体にスプレーしても大丈夫ですよ。

 

私が竹酢液とその効果について知ったのは、ハイドロカルチャーで植物を育てている人が実際に愛用していたからです。その人は世話をあまりせず、ほったらかし状態なのに、竹酢液のおかげでカビが生えにくくなったと絶賛していました。

 

なお、竹酢液は植物により薄める割合が違うので、しっかり説明書を読んでから使ってくださいね。

 

まとめ

 

私はハイドロカルチャーで観葉植物を育てるのが好きです。ハイドロカルチャーとは、ハイドロボール(レカトンやハイドロコーンとも呼ばれています)という無機質の人工土を使って、植物を栽培する方法のこと。

 

カビは有機質より無機質の土の方が発生しにくいといわれているのですが、それでもやっぱりカビは生えますねー。

 

ただ、ハイドロボールはとても洗いやすい素材なので、カビの除去は普通の土より簡単ですよ。今は100均でもいろんな種類のハイドロボールが販売されています。ぜひチェックしてみてください♪