諦めないで!インクが出ないホワイトボードマーカーを復活させる裏技

まだ新しいはずなのに、ホワイトボードマーカーが急に書けなくなったとか、インクが薄くなったという経験はありませんか?

 

たくさん使ったマーカーであれば、単純にインクが切れたのだと考えられますが、あまり使っていない場合はおかしいですよね?

 

そういう時はこれからお伝えする“ホワイトボードマーカー復活術”を試してみてください。きっとあなたのマーカーも再び書けるようになるでしょう。

 

また、今回はホワイトボードマーカーの代わりに使える商品もご紹介します。ぜひご一読くださいませ♪

 

買ったばかりのホワイトボードマーカーが書けなくなる原因は?

 

新品同様のホワイトボードマーカーが書けなくなる原因は「ペン先が乾いてしまったから」か「マーカーの成分が偏ってしまったから」だと思われます。

 

ペン先が乾燥して書けない時はこれからご紹介する方法で復活可能ですが、成分の偏りが原因の場合はちょっと厄介かもしれません。

 

ホワイトボードマーカーは次の4つの成分で作られています。

 

溶剤(主にアルコール)
顔料(着色料)
樹脂
剥離剤

 

これらの成分は重さがそれぞれ違うため、保管方法に注意しないと、マーカー内部で成分が分離してしまい、インクが出なくなるのだとか。ちなみに、最も重い成分は顔料だそうです。

 

ホワイトボードマーカーを復活させる方法

 

ペン先の乾燥が原因で書けなくなったホワイトボードマーカーを復活させるには、水性マーカーならエタノール、油性マーカーなら除光液を用意しましょう。

 

ただし、実践前にマーカーの溶剤がアルコール系であることを確認してください。アルコール系以外の溶剤が使われていると、この方法ではうまくいかないかもしれません。

 

【ホワイトボードマーカーを復活させる手順】
①用意した液体をマーカーのキャップに入れる。
②キャップにマーカー本体を差し込む。
③10分程度放置する。
④液体がペン先に吸収されたらオッケー。

 

液体は4~5滴くらいの少量で十分です。量が多すぎると、こぼれてしまいますからね。注ぐ時にスポイトがあれば便利ですが、ストローをスポイト代わりに使ってもいいと思います。

 

成分が偏ってしまった時の対処法としては、マーカーを半日から数日間くらい横向きに置くことにより、復活する場合もありますが、分離した状態が長期間に及ぶと、そのまま元に戻らない可能性が高いです。こればっかりはやってみないと分かりません。なので、捨ててしまう前にとりあえずチャレンジしてみてくださいね。

 

ホワイトボードマーカーを長持ちさせるには?

 

ペン先の乾燥もマーカー成分の分離も、ちょっと気をつけるだけで確実に防げます。ホワイトボードマーカーの寿命をできるだけ延ばすには、日頃から次の2点に注意するようにしましょう。

 

①キャップをきちんと閉める。

 

使い終わったら、マーカーのキャップはきちんと閉めること。当たり前かもしれませんが、結構そのまま放置しちゃったりするんですよね。ペン先の乾燥はキャップの閉め忘れが主な原因ですから、十分に気をつけてください。

 

それでもペン先をダメにする人は、こちらのマーカーを使ってみてはいかがでしょうか?キャップを閉め忘れても、約3日間はペン先が乾かないそうです。
TANOSEE ホワイトボードマーカー ノンドライタイプ

 

②横向きで保管する。

 

ホワイトボードマーカーは必ず横向きで保管してください。縦向きで置きっぱなしにすると、インクの成分が偏ってしまいますが、横向きであれば、それぞれの成分が均等に混ざり合うからです。

 

ペン先を上向きで置いた場合、溶剤・樹脂・剥離剤は上部に残り、重たい成分の顔料だけ下部に沈むため、インクが出なくなるのだとか。

 

ペン先を下向きで置いた場合は顔料がペン先に集まるので、目詰まりを起こし、やはり書けなくなってしまうようです。

 

文房具屋さんに行くと、ホワイトボードマーカーは横向きで置いてあると思います。なるべく長く使ってあげるために、ホワイトボードマーカーは縦置きしないでくださいね。

 

これは便利!ホワイトボードマーカーの代用品をご紹介♪

 

ホワイトボードに使える筆記具は他にもあります。マーカーのような臭いもなくて、インクが出ないことに悩む必要もありません。

 

おすすめは「キットパス」という固形タイプのホワイトボードマーカー!つまり、ホワイトボード用のクレヨンです。

 

マイクロファイバークロスで乾拭きか水拭きをすれば、キットパスで書いた文字は簡単に消去できますよ。口に入れても安全な顔料が使われているため、小さなお子さんでも安心してお使いいただけるでしょう。

ホワイトボード用キットパス

 

まとめ

 

ペン先が乾燥した場合の対処法として、水性マーカーはエタノール、油性マーカーは除光液にその乾いたペン先を10分くらい浸せば復活します。

 

ただし、成分の分離で書けなくなった場合は、マーカーを横向きにしてインクが均等に混ざり合うのを待つしかありません。

 

肝心な時に使えないという事態を防ぐためにも、ホワイトボードマーカーはキャップをきちんと閉めて、必ず横向きに保管すること。

 

たったこれだけで、マーカーの寿命が全然違ってきますので、ぜひ覚えておいてくださいね。